1. ホーム
  2. スタッフブログ

スタッフブログ

2024.01.12
年の始まりと復職支援

 年明けから2週間近く経ち、学校や仕事も始まって、そろそろ普段の生活が戻ってきた方も多いかと思います。

 2024年の始まりは、元旦からの能登半島地震、翌日は飛行機事故と、衝撃的なニュースが続き、なかなか落ち着かない日々でした。被害に遭われたみなさまには心よりお見舞い申し上げますと共に、一日も早く平穏な日常が戻りますよう祈っております。

 また、すでにあちこちでも言われていることですが、直接の被害は受けていない方も、繰り返される報道に接することで心にダメージを受けることも少なくありません。あるいは、阪神大震災や東日本大震災で被害に遭われた方はその記憶が蘇ることもあるでしょう。

 そんな時はどうか無理をせず、あぁ、今ちょっと弱っているな、と意識して、目の前の日常生活をゆっくり丁寧に過ごすことを大切にしていただけたらと思います。そして、一人で抱えきれなければ、周りの人に助けを求めたり、我々専門家の手を遠慮なく借りてください。

  

 さて話は変わりますが、以前リワークプログラムに携わっていた頃、年明けのこの時期は、新規の参加を希望される方が増える時でもありました。

 年も新しくなったし動き出そう、というお気持ちの動きもあれば、諸々の現実的な事情から年度内に復職を目指したい、というニーズもあったりで、多くの方が今年もそろそろ復職に向けて本腰を入れようと考えていらっしゃるのではないでしょうか。

 ちょうど昨年から「復職支援・短期カウンセリング」を始めたところでもありますので、この機会に、復職を考えられているみなさまに役立つお話を、スタッフエッセイの方で数回かけて連載していこうと思います。年度内の復職を目指す方に合わせて3月までの間に少しずつ更新していく予定ですので、ご関心のある方はぜひのぞきに来てください。

文/西村

2023.12.29
SE™プラクティショナー( Somatic Experiencing Practitioner;SEP)になりました

このたび3年間のSE™プラクティショナー(Somatic Experiencing Practitioner;SEP)養成トレーニングを終え、SEPに認定されました。

ソマティックエクスペリエンスSE™(Somatic Experiencing?)はアメリカのPeter Levine博士が開発した、身体と神経系の統合をベースにした、安全なトラウマ心理療法です。
3年は長かったですが、興味深い自分自身の変化に好奇心も刺激され、トラウマ治療に取組むチームと知り合うこともできました。
当研究所はこれで3人のSEPが在籍することになります。

トラウマ反応は、心身に何らかのダメージを受けた影響が長く残る状態のことをいうのですが、トラウマ経験をした人は、些細なことをきっかけに過剰に反応したり、適応不全になったり、身体の症状が出たりします。

これからはSE™をカウンセリングの中に組み合わせることで、身体的な反応からトラウマ反応の状況に気づいてもらったり、感覚を意識しながらトラウマの影響から解放に向かうサポートをしていけたらと思っています。
時間はかかる面がありますが、その過程でも安全で着実な効果を感じて頂ける心理療法の一つなので、ご関心あればご相談ください。

先日研修会の帰りに御堂筋イルミネーションを眺めてきました。
55年に渡る大阪の歴史を5つのゾーンに分け、時代の流れを光で表現してあるそうで、色のミックスは多様性、ゴールドとパープルは未来へつながるの光とのこと。
綺麗で心が弾みました。
                                   文/西川

DSC_4874 (003).JPG






2023.07.24
グリーンシャワー、ときどき雉(キジ)

有機栽培米の田植えの手伝いをしてきました。
無農薬の田んぼは自然の生き物で溢れていて、鳥も動物(招いてないイノシシ含む)も沢山やって来ます。
稲の力を最大限引き出す為に苗と苗の間を寂しい位に空けて植えるのですが、私は田んぼに入って抜けた穴に苗を補充する担当。成長したら20~30倍にも枝分かれして育つ苗、その一本の穂に100粒ほどお米ができるらしいので、中腰姿勢の頭の中は「手植えで目指せ30キロ収穫増!」でした。

軽トラ運転中には田んぼを訪問するリアル雉と遭遇(嬉しさ爆発です)。
小柄な若雄が農道に飛び出してチョロチョロジグザグ走って逃げまどい、林の中に消えていきました。
丸っこい体に小さく真っ赤な頭、感動的で完璧な可愛さ。
また出でこないかなぁと目を凝らしていたら緑の中に赤発見、大変立派なトサカの雄と茶色い雌のつがいが連れ立って悠々と農道を渡っていく。
体格も大きく貫禄が違う、、、年の功でしょうか。雉の尾羽の美しいこと!

動物写真家気どりで長時間隠れて眺めたのですが、私は年若い慌てん坊の雉が好ましかったです。

日々、小さな事にもモヤモヤしたり時間に追われる自分に気づくのですが、田んぼの緑、山の緑、土の匂い、蛙の大合唱、無数に泳いでいた緑のホウネンエビ(飼育したかった)、
グリーンシャワーに癒され頭は空っぽ。
自然と空を見上げて「ゆったり生きてる感じ」になりました。
泥だらけになってもViva農業、人間の体は安楽に過ごすより体を動かすようにできてるんだなと改めて思うのです。

DSC_3973 (005).jpg

DSC_3971 (003).jpg

2023.06.08
梅雨と心身の不調

関西の梅雨入りから一週間、雨やら曇りやら、すっきりしないお天気の日が多いですね。

台風も定期的に発生していますし、今日明日はまた大雨の可能性もありとのことで、中々落ち着かない気分にさせられます。

単純に、雲が多くて薄暗いだけでも気分は下がりやすくなりますし(日照時間が短いほど「うつ」になる人が多いというデータもあるそうです)、低気圧が近づくと頭痛がするとか、湿度が高いと関節の調子が悪くなるとか、体への影響も無視できないですよね。

こんな時は、そういう時期だから仕方がない、と自分を楽させてあげることも大事だな、と思います。

生理でしんどい時なども同じように思うのですが、今は自分ではどうしようもないところで不調な時だから、いつもほどがんばらなくていいや、この機会に自分をのんびりさせてあげよう、と、家事を手抜きしたり、今でなくていい仕事は後回しにしたりしてみたり。

「今はいいや」と手放すことができると、それだけでかなり心が軽くなります。

窓の外を見れば、やっぱりどんより暗くて憂鬱だけど、こうしてやり過ごしていれば、また晴れの日はめぐってくるから、その日にがんばればいい。

止まない雨はないし、生理も数日経てば終わる。すごくつらい「うつ」のトンネルだって必ず出口はある。自分のリズムをつかみながら、うまく乗り切っていきたいですね。

2023.05.12
連休明けと睡眠リズム

ゴールデンウィークが明けて1週間、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

充実した連休を過ごしたから好調だ、とか、久しぶりの平日がいつもより苦痛だ、とか、あるいは自分には祝日は無関係だからいつも通り、とか、家族が会社や学校に行ってくれてホッとした、など、いろんな方がいらっしゃることでしょう。

かく言う私は、連休中の朝寝坊で睡眠リズムが狂ったのか、なぜか夜早く眠くなってしまって夜更かしできない1週間でした。連休中にたっぷり寝ていた分、むしろ眠気が少なくてもいいくらいなのになぁ、と不思議に思って過ごしている中で、以前睡眠障害の研修で学んだことを思い出しました。

よりよい睡眠をとるためには、単純な睡眠時間だけでなく、いいタイミングで眠りにつき、深く眠ることが重要なんだそうです。そのためには、昼寝をし過ぎない(するなら午後早めに20分以内)こと、そして、眠気の来たタイミングで布団に入ることがポイントになります。

人間の睡眠の波はだいたい90分間隔なので、眠気が来た時にそれをやり過ごすと、次に眠気が来るのはだいたい90分後。なので夜に眠気が来た時は、90分後の時刻を考えた上で、いつもより早い時間でもそのタイミングで寝るか、その波をやり過ごして90分後に寝るかを判断するといいそうです。一番いけないのは眠いからその時ちょっと仮眠をとって、また起きだして活動してから本格的に就寝、という流れ。やりがちですが、あとの就寝時の眠りの質がぐっと落ちるので要注意です!

そう思うと普段の私、実はもっと早い時間に眠くなってちょっと寝ちゃったり、日中に眠気が来て仮眠取ったりしてるかも?この1週間はそういえばそういうことなかったかも??もしかしていつもより質のいい睡眠取れてるってこと?!などなど思いまして、普段の自分の睡眠への姿勢を反省すると共に、この機会にいいリズムをキープできるよう頑張らねばと思いました。

2023.04.18
初心を忘れず

先日、歯科の定期健診へ行きました。

これまで担当してくださっていたベテランの歯科衛生士さんが退職され、今回から新しい方が担当。もしかして新人さんかな、という若い方で、多少のぎこちなさはあるものの、ベテランの方にはない初々しさと一生懸命さに何だか感動して、とても応援したい気持ちになりました。

全く職種は違いますが、カウンセラーもカウンセリングにおいては新人だろうと相談者の方と1対1でお会いする、という点では歯科衛生士さんと通じるものがあるなぁと、歯のクリーニングをしてもらいながら、自分が新人だった頃のことを思い出していました。

今よりずっと未熟で拙かったけれども、若さと相まって、注ぐエネルギーや一生懸命さでは負けていなかったなと、そしてそれがあったからこそ、お会いしていた方々のお役に立てていた部分もあったのではないかな、と振り返って思います。もちろん今でも、お会いするお一人お一人に日々真剣に向き合っていますが、初心の頃のあの気持ちを忘れずにやっていきたいなと、そんなことを考えさせられた春の日でした。

2023.04.01
今年の桜も、、、

桜が満開です。今年のお花見は友人と大阪城公園。

駅周辺は人出で賑わい、お城の方まで登っていくと静かで、お堀沿いの桜色を眺めてきました。
友人は桜の花を見ると、「今年の桜は見られるかしら」と闘病したけれど桜の咲く前に他界したお母さんのことが思い出され、桜の美しさが沁みるそうです。私も昨年父を見送りました。

慌ただしい滞在時間でしたが、あと何回桜見られるかな、運動しなきゃと言いあって天神橋筋商店街で買ったイチゴのフルールサンドを頬張ってきました。美味しかったです、、、。

DSC_3425 (002).jpgHORIZON_0002_BURST20230330152516103 (002).jpg

2021.05.04
女性のトラウマ読書会のご案内

 緊急事態宣言下のGWですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。暖かくなったと思ったら、あっという間に日差しが強くなり、初夏の訪れを感じさせる気候が続いていますね。

 木々が太陽の光に向かってグングンと勢いを増し、緑の色が濃くなっていく様子を横目に見ながら、外出を控える日々、自ずと本に手を伸ばす時間が増えています。

 5月9日(日)から、支援者向けの、前期の女性のトラウマ読書会(オンライン)がスタートします。今回の課題図書は、『DVにさらされる子どもたち-加害者としての親が家族機能に及ぼす影響-』(ランディ・バンクロフト/ジェイ・G・シルバーマン著、幾島幸子訳、金剛出版)です。オンラインで研修を受ける機会が増える中、聞く機会はたくさんあるけれど、感想や意見をシェアする機会が持ちにくいこの頃、DVにさらされた子どもたちや家族への支援について、課題図書を手掛かりに、気軽に意見交換ができる場になればと願っています。

 ご関心のある方は、是非2021年度前期 : 女性のト - 女性心理学・読書会 - インフォメーション | 大阪のカウンセリング | 女性ライフサイクル研究所 (f-lifecycle.com)、をご覧下さい。

image3.jpeg

2021.03.14
2020年度後期読書会の最終日を迎えました

 2020年度後期の女性のトラウマ読書会、今日は最終回となる第5回でした。今年度は、コロナ禍でZoomによる開催となり、直接お顔を合わせられないのは残念でしたが、大阪以外から参加くださる方もあり、ご縁のつながりが広がったように感じました。

 後期は「DVはいまー協働による個人の環境への支援ー」(高畠克子編著、ミネルヴァ書房)を図書として取り上げました。読んで感じたこと、新たに関心をもったこと、などをお互いに共有することで、一人では難しい部分も消化できることが多々ありました。どういった経緯で、DVという概念が言葉になり、また支援が形作られてきたかを辿り、理解を深めることができました。支援の現場にある想いや日頃の自分たちの関りを思い返す機会にもなり、実りのある会でした。皆様、ありがとうございました。

 image0.jpeg2021年度前期の女性のトラウマ読書会は、5月からのスタートを予定しています。より良い機会となります様に、準備を進めていきたいと思います。

2021.02.28
もうすぐ3月
2月最後の今日、子育て支援講座という研修にオンラインで参加しました。 生活が突然大きく変わってからもう1年。 研修も今年度はすべてオンラインでした。 画面越しのやり取りにも慣れる一方で、やはり同じ空間に集うのとはまた違います。 思いがけない出会いがあったり、研修の合間の何気ないやり取りに大きな収穫があったり。 1年を経た今改めて、そんな時間をすごく恋しく思います。 次の1年はどんな日々が待っているのでしょうか。 願わくば、人と人とがまた、心置きなく出会える日々となりますように。 (西村)
    PXL_20210228_022458477.jpg

1 2

© FLC,. All Rights Reserved.