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スタッフ紹介

所長 西 順子 Junko Nishi

所長 西 順子 Junko Nishi

所長
臨床心理士、公認心理師

大阪大学大学院人間科学研究科修士課程修了
総合病院産婦人科/小児科所属カウンセラー、男女共同参画センターカウンセラー、スクールカウンセラーなどを経験。現在は、大阪公立大学大学院看護学研究科非常勤講師、大阪市こども相談センター・嘱託カウンセラーを兼務。

20代半ば「子どもの持っている力、その子らしさを伸ばすような仕事がしたい」と思春期外来をもつ精神科クリニックで勤めるなか、妊娠・出産・子育てを経験し、女性の生き方に関心をもつようになりました。1991年に女性ライフサイクル研究所のスタッフとなり、女性と子どもの視点から女性のサポートに取り組んできました。
2000年代は「女性のトラウマと回復」をテーマに、子ども時代の虐待・DV目撃、性暴力、いじめ、DV、喪失体験などトラウマを負った女性がその影響から回復するお手伝いができるよう、トラウマ心理療法の習得や実践に力を注いできました。2014年に所長就任以降は、「トラウマの世代間伝達予防」をテーマに、親子の支援にも取り組んでいます。

【カウンセリング】
個人カウンセリング/心理療法では、女性が人生で出会う問題について、女性の視点・女性心理学の視点から問題を捉え直し、生きづらさが楽になり、より自分らしく生きるお手伝いができればと願って、お一人お一人に応じてお話を伺っています。特に女性のライフサイクル上の危機においては、危機を「転機」「変化の時期」と捉え、より自分らしく人生の舵がとれるようなお手伝いを心がけています。

PTSD(外傷後ストレス障害)、複雑性PTSD、対人恐怖/対人関係の問題、不安障害、うつ、解離などトラウマによる症状や生き辛さには、身体志向アプローチをベースにEMDR(眼球運動による脱感作と再処理)SE™(ソマティック・エクスペリエンシング)  、CPT(認知処理療法) 自我状態療法 などをお一人お一人に応じて組み合わせ、統合的な心理療法を行っています。幼児~思春期の子どものトラウマからの回復/トラウマ予防については、親子を対象とした心理療法、PCIT(親子相互交流療法)TF-CBT(トラウマ焦点化認知行動療法)も行っています。

《認定資格/主なトレーニング》
日本EMDR学会認定EMDR臨床家資格(2015年取得)
SETI認定SE™プラクティショナー(Somatic Experiencing® Practitioner:2012年取得)
SETI認定SE™初級・中級セッションプロバイダー
Touching Traumaセラピスト(KathyL.Kain,タッチスキル・トレーニング2015年修了)
Prolonged Exposure Therapy for PTSDコース(2016年修了)
CPT(認知処理療法)PTSDベーシックコース修了(2019年)
TF-CBT(トラウマ焦点化認知行動療法)初級トレーニング修了(2012年)
『安心感の輪』子育てプログラムファシリティター(2017年取得)
CARE(子どもと大人の絆を強めるプログラム)ファシリテイタ―(2019年取得)
PCIT(親子相互交流療法)認定セラピスト(2021年取得)

【トラウマへの身体志向アプローチについて】
トラウマは、心と身体のつながりを壊します。それは様々な症状や生きづらさとなって現れます。トラウマへの身体志向アプローチでは、レジリエンス(回復力、強み)に注目しながら身体感覚への気づきを高め、自己調整力の回復に取り組みます。心身の反応をある程度コントロールでき安全が確立したうえで、トラウマ記憶の解放/処理に取り組みます。心と身体のつながりを取り戻すにつれて、<今ここに存在する>という自己受容、自己信頼の感覚が生まれると感じます。それは、他者への信頼、世界への信頼へとつながり、全体性の回復へとつながっていくと実感しています。トラウマ心理療法では、そのお手伝いができればと願っています。

【講師活動】
講師活動では、対人援助職向け研修を担当しています。
特に、DV・虐待、性暴力など、トラウマの予防・介入・回復への理解を深め、エンパワメントの支援について考えいけるよう心理学的知識や技術も含めてお伝えできればと思っています。テーマは、「DV・虐待被害者のトラウマと回復~母子への支援」「DVが子どもに与える影響」「虐待の影響とレジリエンス(回復力)」「援助者の二次トラウマとセルフケア」「心理カウンセリング技法」「相談面接の受け方」など。
講座・講演のほか、事例検討会やグループ・スーパービジョンもお受けしています。

【所属学会】
日本心理臨床学会、日本EDDR学会、日本トラウマティック・ストレス学会、日本認知療法学会、日本子ども虐待防止学会

【著書】
『新版・子ども虐待の防止力を育てる』(共著・三学出版)

【論文】
「逆境を生き抜く子どもへの支援~『子どもの里』のレジリエンスと抵抗に学ぶ」『女性ライフサイクル研究24号』2015年
「女性と権力~暴力の加害・被害を乗り越えるには」『女性ライフサイクル研究23号』
「家族のなかで性的虐待の加害と被害がおこるとき」『女性ライフサイクル研究第22号 』
「女性や子どものトラウマとコミュニティ支援~個人臨床を超えて」(同21号)
「女性や子どものトラウマ予防・介入・回復支援~研究所開設20年・コミュニティ支援の歩み」(同20号)
「身体感覚に耳を傾けるトラウマ療法~ソマティック・エクスペリエンスに学ぶ」(同19号)
「家族の物語を紡ぐ~次世代に受け継ぐために」(同18号)
「離婚とワークライフバランス~女性の人生に仕事がもたらす意味」(同17号)
「想像力とレジリエンス」(同16号)
「産婦人科医・加藤治子さんへのインタビュー~女性のトラウマとからだ・性」(同15号)
「広島被爆体験を語り継ぐ」(同14号)
「心理的ケアの喪失による女性の人生の危機」(同13号)
「男女のパートナーシップを結ぶために」(同12号)
「被虐待児の心理と治療的アプローチ」(同11号)
「女性の自己実現と心理療法~『血と言葉』を女の視点から読み直す」(同10号)
「性暴力被害者に対する社会の動き」(同9号)
「子どもの良心の発達を考える」(同8号)
「子育てから介護へ」(同7号)
「女性救援サービス機関と震災」(同5号)
「女性と怒りの表現」(同4号)
「性的虐待防止教育の試み」(同3号)
「摂食障害と母娘」(同3号)
「虐待のない社会を目指して」(同2号)
「児童虐待を考える~母親の立場から」(同2号)
「女性のトラウマと回復~臨床心理学的地域援助の実践例」(修士論文)など

【学会活動】
2012年12月 発表「身体感覚アプローチを用いた心理療法と回復過程」日本子ども虐待防止学会第18回大会分科会「身体と虐待~ソマティック・アプローチの有用性」
2002年3月 発表「女性のトラウマからの回復を支える機能的コミュニテづくりの試み」日本コミュニティ心理学会第4回大会
1998年3月 発表「女性ライフサイクル研究所における虐待防止の試み」日本コミュニティ心理学会シンポジウム
1996年4月 ポスター展示「子どもへの虐待防止教育」全国児童虐待防止研究・大阪大会
1993年~2000年 自主シンポジウム企画「チャイルド・セクシャル・アビュースを考える1~その8」(村本、西)日本心理臨床学会
1993年9月 発表「幼児を対象とした性的虐待防止教育」日本人間性心理学会

【その他、執筆】
「DVにさらされた家族」『家族〈家庭〉支援論』160-167、同文書院、2014年
「DV被害者のトラウマからの回復~支援に求められるもの」現代のエスプリ『トラウマと心理臨床~被害者支援に求められるもの』524,161-168、2011年
「つい、子どもに手をあげてしまう」『赤ちゃんとママ増刊号 1・2・3歳』秋号、赤ちゃんとママ社、2002年
「叱りすぎる親の問題」『児童心理 特集:叱れない親・叱り過ぎる親』№699、金子書房 1998年
※「叱りすぎる親の問題」(『児童心理』NO.699)『2014-15年版大学入試シリーズ広島大学(文系)』世界思想社教学社、2013。
「BOOK:虐待を防止するとは」『はらっぱ』NO.166、子ども情報研究センター、1997年「母を支える」『発達』67、pp.57-60、1996年

臨床心理士 福田 ちか子 Chikako Fukuda

臨床心理士 福田 ちか子 Chikako Fukuda

臨床心理士
公認心理師
公立中学校スクールカウンセラー
精神科・児童精神科クリニック 心理士(非常勤)
特定非営利活動法人 FLC安心とつながりのコミュニティづくりネットワーク活動会員

【略歴】
立命館大学大学院 応用人間科学研究科 臨床心理学領域修士課程修了
大学院在学中から,ボランティアとして児童養護施設のメンタルフレンドや小学校の介助員,DV被害に遭った母子への支援プログラムなどの活動に参加。相談室での心理面接,集団療育スタッフ,小児科での発達・心理相談員,民間の保育ルームでの相談員、自治体の教育相談員を経験。
TF-CBT Introductory Training修了(2019年度)
SE認定プラクティショナー養成トレーニング上級修了(2021年度)
2014年4月より女性ライフサイクル研究所スタッフとなる。

【カウンセリング】
カウンセリングでは,支持的な心理療法をベースとして,トラウマ・インフォームドの視点をもって丁寧にお話をおうかがいします。目的や困っておられることに応じて,認知行動アプローチや,芸術療法の技法、身体感覚を用いたアプローチなども取り入れながら,少し距離をおいて悩みをみつめること,自分自身の力や周囲の支えに気づくこと,安心と自信を回復することを,サポートできるように心がけています。カウンセリングを通して、自分の気持ちを安心して表現し,自分を大切に想える気持ちを回復していくことを大切にしています。

子どもとして,娘として,妻として,母として,親として,あるいは職場で,部下として,上司として,同僚として,など,年齢や役割,立場に応じて様々に変わる女性の悩みに寄り添いながら,ふと道に迷った時,休憩することや,おかれた状況を整理すること,目的地を再確認することなどを通して,進む方向をそれぞれが主体的に決めて進んでいけるよう,お手伝いをします。また発達上の課題や、災害、虐待・暴力の被害などによるトラウマのために,周囲とのコミュニケーションに困難を抱える子どもさんと,その保護者の方のサポートができるよう心がけています。

【所属学会】
日本心理臨床学会、日本子ども虐待防止学会

臨床心理士 西川昌枝

臨床心理士 西川昌枝

臨床心理士、公認心理師、PCIT認定セラピスト
保健センター発達相談員、K市「こころの相談」カウンセラーを兼任

【略歴】
京都女子大学大学院家政学研究科児童心理学専攻修士課程修了
幼児健診の心理判定員、国立病院心理職、総合福祉センター心理療法士、子ども相談センター親子通所教室の母親グループカウンセラー・遊戯療法のセラピストなどを経験。 2016年4月、女性ライフサイクル研究所スタッフとなる。
トラウマ体験の情動処理のための持続的エクスポージャー療法(PE)トレーニング修了
EMDR Weekend1 Weeekend2 ベーシックトレーニング修了
認知処理療法(CPT)PTSDベーシックコース修了
PCIT(親子相互交流療法)イニシャルワークショップ修了
CARE(Child-Adult Relationship Enhancement )認定ファシリテーター
SE™プラクティショナー(SEP)養成トレーニング初級修了

【カウンセリング】
人生では思いがけないときに予想もしていなかった出来事に遭遇し、人に話せないような悩みを抱えることもあります。自分のこと、パートナーとのこと、家族のこと、仕事のこと等、何かをきっかけに生じる女性が人生で出会う問題には、その方の過去のつらい体験が少なからず影響していると感じてきました。生きていくのがしんどい、努力しても変えられない、どうしてよいかわからなくなったときこそ、一度立ち止まって、整理する機会かもしれません。

折衷的統合的な心理療法を用いてカウンセリングを行っています。心理的側面だけでなくイメージや身体感覚、神経系へのアプローチも取り入れ、様々なご相談に対応しています。ご相談の内容に最も有効な心理療法を提供できるよう、信頼関係を大切に、話し合いながら進めて参ります。現在のストレスや生きづらさ、未解決のトラウマを乗り越えて、安心して健やかに暮らせる方向を一緒に考え、心を楽にするお手伝いをさせて頂きます。

ライフワークとして親子の支援にも取り組んでいます。子どもの問題行動や親の育児の悩みに対応できるPCITの普及を目指しています。世代間の負の連鎖を断ち、望ましい関わり方を共に考え、親子関係が温かく良い関係に改善していくプログラムの紹介も行います。

【所属学会】
日本心理臨床学会、日本EMDR学会

臨床心理士 朴希沙

臨床心理士 朴希沙

臨床心理士
公認心理師
立命館大学応用人間科学研究科臨床心理学領域修士課程修了
立命館大学人間科学研究科博士課程後期課程在籍
認知処理療法(CPT)PTSDベーシックコース修了

【略歴】
社会的なマイノリティのための心理支援を行える専門職になりたいと、臨床心理士を志しました。在日コリアンを始めとしたマイノリティの心理支援に携わりながら、療育現場にて発達障がいを持つお子さんたちへの発達支援にも携わってきました。現在は、博士後期課程に在籍しながら、マイノリティや女性への支援を中心に研究と実践の両方に取り組んでいます。2017年4月より女性ライフサイクル研究所スタッフ。

【カウンセリング】
「カウンセリングって何をするのか分かりづらい」という疑問を聞くことがしばしばあります。対人関係や自分自身についての悩み、大きなライフイベントや困難にぶつかった時、気持ちを言葉にすることで、悩みを解きほぐしたり整理したりする自分のための時間を継続的にとってみませんか。カウンセリングでは、安全な環境で自由にお話をされていく中で、気づきを得たり気持ちの整理をしたりするような支持的アプローチのほか、「ひたすら話すだけでは解決できない」と感じておられるような困りごとや悩みに焦点を当て、日常生活で実践できるような具体的な工夫を一緒に考えたり問題の解決を目指したりする問題解決的アプローチ(認知行動療法)を取り入れた支援も行います。抱える問題が大きく、とても解決しないように思えるようなことでも、目標を具体的に絞ることによって、少しずつでも前に進んでいる、そんなお気持ちが持てるようなサポートをしていけたらと思っています。カウンセリングを受けていて感じることや疑問についてもオープンにお話しできるような開かれた臨床も目指しています。

【所属学会】
日本心理臨床学会、対人援助学会、日本質的心理学会、異文化コミュニケーション学会、多文化間精神医学会

【論文】
「してもの会」におけるRespectful Racial Dialogueの実践~在日コリアンと日本人の「分断から動き出す交流」 質的心理学研究第18号  7-25項 2019

【訳書】
『日常生活に埋め込まれたマイクロアグレッションー人種、ジェンダー、性的指向:マイノリティに向けられる無意識の差別』(共訳) 明石書店、2020

【連載】
「コミュニティが育つ、子どもがいる暮らし」 対人援助学マガジン47号
「マイクロ・アグレッションと私たち(最終章)」 対人援助学マガジン45号
「マイクロ・アグレッションと私たち12」 対人援助学マガジン42号
「マイクロ・アグレッションと私たち11」 対人援助学マガジン41号
「マイクロ・アグレッションと私たち10」 対人援助学マガジン40号
「マイクロ・アグレッションと私たち9」 対人援助学マガジン39号
「マイクロ・アグレッションと私たち8」 対人援助学マガジン38号
「マイクロ・アグレッションと私たち7」 対人援助学マガジン37号
「マイクロ・アグレッションと私たち6」 対人援助学マガジン36号
「マイクロ・アグレッションと私たち5」 対人援助学マガジン35号
「マイクロ・アグレッションと私たち4」 対人援助学マガジン34号
「マイクロ・アグレッションと私たち3」 対人援助学マガジン第33号
「マイクロ・アグレッションと私たち2」 対人援助学マガジン第32号
「マイクロ・アグレッションと私たち1」 対人援助学マガジン第31号

【研究発表】
朴希沙・丸一俊介 講演「マイクロアグレッション翻訳に至る物語とマイクロアグレッションを乗り越える対話への模索:在日コリアンカウンセリング&コミュニティセンターの歩みから」 上智大学グローバル・コンサーン研究所第41回国際シンポジウム 2021年12月5日
朴希沙・朴利明 講演「在日コリアンに対するマイクロアグレッション:個人の経験とインタビュー調査から」 上智大学グローバル・コンサーン研究所第41回国際シンポジウム 2021年12月4日
朴希沙・丸一俊介 一般演題「在日コリアンへの心理社会的支援における課題と在日コリアンカウンセリング&コミュニティセンター(ZAC)の設立」 第28回多文化間精神医学会学術総会 2021年11月12-13日
朴希沙・丸一俊介・朴利明 会員企画シンポジウム「在日コリアンのための心理社会的支援に求められているものは何か?:Respectful Racial Counseling & Community Workの試み」 日本質的心理学会第18回大会 2021年10月23日
向井理菜・朴希沙・河野暁子・張亦瑾・宮崎浩一・劉強 自主シンポジウム「わきまえない心理士を目指して〜社会の中で生きる個人を理解する:ジェンダー、エスニシティ、地域文化の視点から〜」 日本心理臨床学会第40回大会 2021年9月4日
朴希沙・丸一俊介 実践報告「マイクロアグレッション(曖昧で微細な現代的差別)概念に対する抵抗にいかに対処するか〜マイクロアグレッションワークショップの実践から〜」 異文化コミュニケーション学会第34回大会 2019年11月9日
朴希沙・西井開・丸一俊介 企画シンポジウム「社会と心理をむすぶ質的研究」 日本質的心理学会第16回大会 2019年9月21日
朴希沙・丸一俊介 企画ワークショップ「マイクロアグレッションについて話そう~フィンランド、オープンダイアローグの報告も交えて~」 対人援助学会第10回大会 2018年11月18日
Kisa Paku "I am a heroine for my life! : Dialogue between social perspective and personal perspective" in The 23rd. International Network Meeting for the Treatment of Psychosis 2018 in Finland 2018年8月30日 フィンランドにて
サポートグループ「A」におけるRespectful Racial Dialogueの実践:在日コリアンへの心理社会的支援に関する一考察 日本心理臨床学会第35回秋季大会 2016年9月
朴希沙・丸一俊介・高悠史 「あいまいな暴力」が在日コリアンにもたらすもの:「人種的マイクロアグレッション」の概念をもとに在日コリアンへの民族差別を考察する 対人援助学会第7回大会 2015年11月1日
朴希沙・丸一俊介・高悠史 当事者研究から考える在日コリアンの生きづらさ:在日コリアンの「自分の助け方」~その「効果」と「副作用」~ 対人援助学会第6回大会 2014年11月9日

臨床心理士西村麻里

臨床心理士 西村麻里

臨床心理士、公認心理師
精神科クリニック 心理士(非常勤)

【略歴】
神戸大学大学院総合人間科学研究科修士課程臨床心理学コース修了
教育施設での不登校・ひきこもり相談員を務めたのち、スクールカウンセラーとして複数の公立中学校での勤務を経験。
並行して精神科クリニックにて、個人および集団への心理療法を実施するとともに、リワークプログラムのスタッフとして休職者の復職支援に関わる。
2020年4月より女性ライフサイクル研究所スタッフとなる。

【カウンセリング】
安心して話せる場所が欲しい。どうしても生きづらくて何とかしたい。壁にぶつかってどうしていいかわからない。カウンセリングを受けてみようと思われる理由やきっかけには、様々なものがあると思います。お会いしたらまずは、ご自身が今なぜつらい状態にあるのか、助けを求めるに至ったのかを、一緒にゆっくりとふりかえり、整理していきましょう。

カウンセリングの手法としては、じっくりと時間をかけて人生を見つめ直す精神分析的心理療法をベースとしていますが、必要に応じて、考え方や行動にアプローチする認知行動療法や、人間関係に焦点を当てた対人関係療法も取り入れています。また、より具体的・日常的な問題への対処をお手伝いする心理支援、知識を身に着けることでご自身の理解や対処能力を高める心理教育なども行い、お一人お一人のご希望やニーズに合わせてより良い支援ができるよう心がけております。

トラウマに焦点を当てたカウンセリングでは、相談に来られた方の今の生活やこれからの人生を重視して、一つの技法や治療法にこだわらず、ご自身の状態についての知識と対処法を身に着けて、ご本人がカウンセリングルームの外でもご自分の力でやっていけるようになられることを大切にしております。その上で、さらにしっかりとトラウマに取り組みたいというご希望にも添えるようになるため、より専門的なトラウマケアについても研鑽を重ねているところです。

これまで、たくさんの働く女性や子育てをする女性とお会いする中で、女性の人生には、就職や結婚、出産をはじめとしてたくさんのライフイベントや選択肢があり、その一つ一つが、自分の人生の意味を問われたり、親やパートナーとの関係を見つめ直したりする機会となりうることを実感してきました。一人では抱えきれない時や迷子になりそうな時の支えとなり、よりご自分らしい人生を生きていくお手伝いができればと願っております。

【所属学会】
日本心理臨床学会、日本精神分析学会、日本集団精神療法学会

臨床心理士池田くるみ

臨床心理士 池田くるみ

臨床心理士、公認心理師
教育相談 相談員
小児科、つどいの広場 心理相談員

【略歴】
神戸女学院大学大学院人間科学研究科臨床心理学分野博士前期課程修了
小児科やつどいの広場で相談員として、乳幼児期から小中学生の親子のカウンセリングやプレイセラピーを経験。保育園や学校の巡回相談、不妊治療専門のクリニックでの心理カウンセリングに携わる。
CARE(Child-Adult Relationship Enhancement )のコ・トレーナーとしてワークショップを実施。PCIT(親子相互交流療法)イニシャルワークショップ修了(2019年)
2022年2月より女性ライフサイクル研究所スタッフとなる。

【親子相互交流療法 PCIT】
これまでお子さんの支援に携わり、同時に子育てに困難さや不安を抱いておられる保護者の方ともお会いしてきました。
発達や関係性、環境などの様々な視点も持ちながら、親子があたたかな関係を築いていけるようPCITを行います。
保護者の方もお子さんも、ご家族みなさんが、安心して穏やかな日々を過ごせるようにお手伝いができればと願っております。

【所属学会】
日本心理臨床学会、日本生殖心理学会

臨床心理士岡本真穂

臨床心理士 岡本真穂

【略歴】
神戸女学院大学人間科学研究科人間科学専攻臨床心理学領域博士前期課程修了
神戸女学院大学大学院人間科学専攻 心理相談室研修生
PCIT(親子相互交流療法)イニシャルワークショップ修了(2021年度)
インターネット CARE 専門家ワークショップ修了(2021年度)

現在は、大学院の心理相談室に在籍しながら、放課後等デイサービスで児童指導員として発達障害の子どもへの学習支援に携わる。
2022年4月より女性ライフサイクル研究所スタッフとなる。

【親子相互交流療法 PCIT】
子どもとの関わりや子どもの「困った行動」に悩む保護者の方に丁寧に寄り添いつつ、スキルを分かりやすくお伝えすることを心がけております。1人ではなく一緒に考えることで解決の糸口を探すお手伝いができればと思っております。

【所属学会】
日本心理臨床学会

顧問 村本 邦子 Kuniko Muramoto

顧問 村本 邦子 Kuniko Muramoto

臨床心理士、Ph.D.京都大学大学院修士課程修了後、精神科クリニックで子ども・思春期を中心にした心理臨床に携わるが、2人の子どもを自宅出産したのを機に女性問題に目覚め、1990年、女性ライフサイクル研究所を設立、2014年3月まで所長を務める。現在は顧問。
2001年、米国The Union Institute大学院博士課程修了。2001年より、立命館大学教授。
2002年9月には特定非営利活動法人FLC安心とつながりのコミュニティづくりネットワークを設立、現在まで理事長。専門は、女性、家族、コミュニティ、社会、歴史のトラウマと修復など。立命館大学では十年企画の「東日本・家族応援プロジェクト」を立ち上げ展開中。

【著書】
『私の中のわたしたち~解離性同一性障害を生きのびて』オルガ・トゥルヒーヨ著 伊藤淑子訳 国書刊行会 2017年9月(解説「女性への暴力被害の理解と支援のために」329-345頁)
『父の逸脱~ピアノレッスンという拷問』セリーヌ・ラファエル著 林昌宏訳 新泉社 2017年9月(解説「虐待をなくすために~セリーヌの物語が教えてくれること」252-265頁)
『子どもと離婚~合意解決と履行の支援』二宮周平・渡辺惺之編 信山社 2016 (第2章III-2「ドイツ・シュトゥットガルトにおける機関連携」・第3章I「複雑な家族問題のために子どもを中心にした解決を創造する」翻訳+補論、193-196、215- 227頁)
『児童心理学の進化』 稲垣佳代子・河合優都市・斉藤こずゑ・高橋恵子・高橋知音・山祐輔編 金子書房 2016(書評:山極寿一『家族進化論』322-326頁)
『臨地の対人援助学~東日本大震災と復興の物語』村本邦子・中村正・荒木穂積編著房 2015
大学院におけるサービス・ラーニングを取り入れたプロジェクト型教育の試み~「東日本・家族応援プロジェクト2011~2013」の成果と課題』(中村正との共著)立命館大学応用人間科学研究科発行 2015
『離婚紛争の合意による解決と子の意思の尊重』二宮周平・渡辺惺之編(第二章「親の離婚と子どもの意思~心理学的観点から」)  日本加除出版  96-119 2014
『戦争と平和を問い直す~平和学のフロンティア』君島東彦・名和又介・横山治生編(第五章「暴力と戦争のトラウマに向き合う心理学」)法律文化社  72-84  2014
日中戦後世代を対象にした新たな東アジア型歴史・平和教育プログラムの開発~国際セミナー「南京を思い起こす2013」の記録とHWH7年の成果』 立命館大学人間科学研究所(インクルーシブ社会研究1) 2014
『対人援助学の到達点』(共編著)晃洋書房、2013
『対人援助学を拓く』(共編)晃洋書房、2013
「アメリカにおけるDV防止への取り組みの変遷」「コミュニティ・セラピストによるDV被害者への危機介入支援」(高畑克子編著『DVはいま~協働による個人と環境への支援』ミネルヴァ書房、2013所収)
人間科学と平和教育:体験的心理学を基盤とした歴史・平和教育プログラム開発の視点から』(編著)立命館大学人間科学研究所、2012
歴史のトラウマの世代間連鎖と和解修復の試み:国際セミナー「南京を想い起こす2011」の記録』(編著)立命館大学人間科学研究所、2012
戦争によるトラウマの世代間連鎖と和解修復の可能性:国際セミナ-「南京を想い起こす2009」の記録』(編著)立命館大学人間科学研究所、2010
『大人びてきたわが子に戸惑ったとき読む本』PHP、2008
「DVへの危機介入」(井上孝代編『エンパワーメントのカウンセリング』川島書房、2008所収)
『法と心理の協働~女性と家族をめぐる紛争解決に向けて』(共編著)不磨書房、2006
『不登校と子育て』(共著)三学出版、2005
『思春期の危機と子育て』(共著)三学出版、2005
『援助者のためのフロイト入門』三学出版、2005
『離婚と子育て』(共著)三学出版、2004
『小学生の子育て』(共著)三学出版、2004
『援助者のための女性学入門』三学出版、2002
『グループの理論と実践』三学出版、2002
『暴力被害と女性‐理解、脱出、回復』昭和堂、2001
『子どもにキレてしまいそうなとき』(共著)三学出版、2001
『ひとりっ子の育て方』(共著)三学出版、2001
『子どもが被害にあったとき』(共著)三学出版、2001
『今からでもできる人格の土台をつくる子育て』(共著)三学出版、2001
『子どもの叱り方』(共著)三学出版、2001
『子ども虐待の防止力を育てる』(編著)京都法政出版、1997
『しあわせ家族という嘘』創元社1997
『たのしく、出産』新水社、1992
『男性は何をどう悩むのか ~男性専用相談窓口から見る心理と支援』濱田智崇・「男」の悩みのホットライン(編)ミネルヴァ書房 2018年3月 (第3章「女性支援者から見た男性相談」45-57頁)

【おもな論文】
境界を超える~場(トポス)への回帰 女性ライフサイクル研究25号 4-12頁、2016
社会的包摂に向けた修復的支援の研究 インクルーシブ社会研究第8巻143-150頁 2015
東日本大震災後のコミュニティ・エンパワメント 村本邦子・上山真知子・吉浜美恵子・団士郎・久田満 コミュニティ心理学研究第19巻1号1-36頁 2015
抵抗とレジリエンス~3.11後を生きるために 女性ライフサイクル研究24号4-11頁、2015
被害者支援の現場実践から書くうえで大切にしたいこと 臨床心理学増刊6号162-165頁、2014
レジリエンスな子どもを育てる~愛され、愛することのできる子どもに 児童心理989巻97-101頁、2014
Notes on Schmid's "Psychotherapy is Political or it is not Psychotherapy: The Person-Centred Approach as an Essentially Political Venture" Psychotherapy and Politics International Vo,l.12No.1. pp.58-64 2014
歴史・平和教育における「二次受傷」をどう考えるか~立命館大学国際平和ミュージアムにおける平和教育の現状と可能性村本邦子・芳賀淳子 立命館平和研究15号59-68頁 2014
日本の児童・女性政策と心理学 心理科学34巻2号24-29頁 2013
フェミニズムはどこへ~女たちの財産を次世代に受け渡すために 女性ライフサイクル研究23号5-12頁、2013
DVと子ども 子どもの心と学校臨床8巻52-59頁 2013
いま、家族を問う~家族は変わったか? 女性ライフサイクル研究22号5-11頁、2012
「対人援助学」のすすめ 人権のひろば86巻17-19頁、2012
「外のグループ」と「内のグループ」を繋ぐ精神療法~歴史のトラウマと和解修復の試みとしてのHWHを使った国際セミナー「南京を思い起こす2009」の紹介を通して 集団精神療法27巻2号126-131頁、2011
子ども虐待と母性、家族、ジェンダー 女たちの21世紀68巻24-7頁、2011
コミュニティ・エンパワメント~安心とつながりのコミュニティをつくる 女性ライフサイクル研究22号5-11頁、2011
History and Current Approaches to Violence Towards Women in Japan  Feminism & Psychology Vol.21, No.4, pp.509-514 2011
戦時性暴力/日常の性暴力~南京ワークショップからの報告立命館言語文化研究第23巻2号183-185頁、2-11 2011
治療的司法の観点から見た法と心理の協働 ~トロントの治療型裁判所を視察して 法と心理第11巻第1号7-13頁、2011
コミュニティ心理学と私 コミュニティ心理学研究第15巻1号39-42頁 2011
Women's trauma and resilience from an ecological viewpoint  Creating New Human Services pp.73-84 2011
レジリエンスモデルによる支援者支援 現代のエスプリ トラウマと心理臨床~被害者支援に求められるもの 524巻107-116頁 2011
以下省略

【訳書】
『発達心理学の脱構築』(共監訳)ミネルヴァ書房、2013
『もっとうまく怒りたい!-怒りとスピリチュアリティの心理学』(共訳)学陽書房、2002『赤ちゃんを愛せない』(共訳)創元社、1996
『母は娘がわからない』(共訳)創元社、1996
『娘が母を拒むとき』(共訳)創元社、1996
『女はみんな女神』(共訳)新水社、1991 ≫PDFダウンロード(2.7MB)
『ユングとポスト・ユンギアン』(共訳)、創元社、1990

【連載】
旅は道連れ、世は情け~女性ライフサイクル研究所20年を迎える」対人援助学マガジン第1号~第10号
周辺からの記憶~東日本・家族応援プロジェクトの十年」対人援助学マガジン 第15号より

【研究発表】
Kuniko Muramoto, Tadashi Nakamura and Shiro Dan, Post Disaster Community Support with Family Manga Exhibition as a Tool for Intervention and Outreach: Reflection on the Past Five years from a Narrative Perspective. 19th International Conference on Community Psychology and Mental health. 2017. 5.4 Singapore
コミュニティの中で育つ対人援助職者 「東日本・家族応援プロジェクト」5年を振り返って 日本コミュニティ心理学会第19回大会 2016年6月
※日本コミュニティ心理学会第19回大会優秀発表賞受賞
村本邦子 臨地の対人援助学: ハワイの力(resilience)とKids Hurt Too Hawaiiの強み(strength)  対人援助学会第8回大会 2016年9月25日
村本邦子・中村正 「物語」を手掛かりにした東日本大震災後コミュニティ支援の実践 −−ホモ・ナラティビスト(物語る人間)と聴く人が出会う「復興の証人10年プロジェクト」から─ 対人援助学会第8回大会 2016年9月25日
村本邦子・中村正・杉浦裕子 支援者支援でコミュニティの力(レジリエンス)を引き出す~「東日本・家族応援プロジェクトinむつ」の事例をもとに 対人援助学会第8回大会 2016年9月25日

【マスコミ】
中日子どもウィークリー親の時間子の時間「早く!早く!」2018/3/10
中日子どもウィークリー親の時間子の時間「未来を開く好きなこと」2018/2/10
中日子どもウィークリー親の時間子の時間「話し合うきっかけに」2018/1/13
NHKおはよう日本けさのクローズアップ「子どもへの期待 なぜ虐待に?」取材協力出演 2017/12/20
村本邦子・中村正・杉浦裕子 支援者支援でコミュニティの力(レジリエンス)を引き出す~「東日本・家族応援プロジェクトinむつ」の事例をもとに 対人援助学会第8回大会 2016年9月25日
京都新聞現代の言葉「被災地をつなぐ」2016/06/20 夕刊
京都新聞現代の言葉「ハワイアン主権回復運動に学ぶ」2016/04/22 夕刊

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