1990年10月、「社会にひらかれた心理臨床」を志して女性ライフサイクル研究所が設立されました。
設立以来、女性と子どもの視点にたち個人臨床からコミュニティ支援まで取り組んできました。
研究所では、女性や子どもが安全に、尊厳をもって生きていける社会を目指して貢献します。
2014年4月1日から女性ライフサイクル研究所の所長に就任しました西順子と申します。1990年に女性ライフサイクル研究所が創設されて24年が経ちましたが、私は1991年にスタッフとなり、以後研究所の歴史と共に、臨床家としての道を歩んできました。
最初の10年は、予防啓発活動を中心に、虐待や性的虐待の防止教育にも取り組みました。
2002年法人化以後この10年は、「女性と子どものトラウマと回復」をテーマに、トラウマの予防・介入・回復支援に力を注いできました。カウンセリングを中心に、DV研修企画などコミュニティ支援にも取り組みました。
一方で研究所の運営にも携わり、EAP(従業員支援プログラム)など、社会のニーズに応えるべく運営システム作り、安全な場創りにも力を入れてきました。
こうした活動のなかで、私にとって何より嬉しいことは「ここは安心できる場所」とクライエントさんが言って下さることでした。この12年間、大切に愛情を注いできたこの場所を、これからも大切に維持し、更に育てていければという気持ちです。
今後、私が所長として取り組みたいことは二つです。
一つは、創業の精神「社会にひらかれた心理臨床」を受け継ぎ、女性ライフサイクル研究所が、安全なコミュ二ティへのエコロジカル・ブリッジ(生態学的橋渡し)となるよう、「安全な場の創造」に取り組みます。一人一人の安全、尊厳、人権を重んじる価値感を大切に、安全で信頼できる人やコミュ二ティとの「つながり」を強め、安全なコミュ二ティ創りに力を入れていきたいと思います。
もう一つは、次世代育成です。この4月から新しく二人のスタッフを迎えました。24年間女性ライフサイクル研究所で学んできたこと、経験してきたことを次世代に伝えるべく、臨床家を育てていくことに力を注ぎます。まずは、若手スタッフの得意分野である「子どもの相談」の枠組みを強化しました。未来を担う子ども達が活き活きと生きやすい社会となるよう努力していきたいと思います。
そして所員一同、よりよい臨床サービスを届けられるよう研鑽を積んでいく決意でおります。これまで応援下さいました皆さまのご支援に感謝すると共に、引き続き温かいご支援をいただければと願っております。どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。
2014年4月1日
女性ライフサイクル研究所所長 西 順子
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商号 | 有限会社女性ライフサイクル研究所 |
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所在地 | 〒530-0041 大阪市北区天神橋5丁目7-12 キングスコートビル3F |
TEL/FAX | 06-6354-8014/06-6354-8015 |
代表者 | 代表取締役 村本邦子 |
事業内容 | 1.カウンセリング事業 2.グループ/講座/研修会の企画、開催 3.講師派遣 4.臨床家等専門家へのコンサルティング 5.執筆活動等、情報発信 |
1990年10月1日 | 村本邦子が、女性ライフサイクル研究所を創設。以後、所長を務める。 大阪市北区浪花町で、個人カウンセリング、グループワークショップをスタートさせる。 |
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1994年2月19日 | 大阪市北区天神橋5丁目に移転。 |
2002年4月10日 | 法人化し、有限会社女性ライフサイクル研究所を設立。 現住所に移転、「女性ライフサイクル研究所大阪本社」を置く |
7月1日 | 京都市中京区に「女性ライフサイクル研究所京都支所」を開設。 |
11月1日 | 女性ライフサイクル研究所の通信物の購読会員「FLCネットワーク」とボランティアによる援助活動部門を、NPO法人化し「FLC安心とつながりのコミュニティづくりネットワーク」を設立、有限会社から分離する。 |
2014年4月1日 | 支所を閉所し「有限会社女性ライフサイクル研究所」として統合。 西順子が所長に就任する。 |
【アクセス】
■JR環状線「天満駅」下車徒歩3分
■地下鉄谷町線/堺筋線「天神橋筋六丁目駅」下車、12番出口を出て徒歩3分